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7.千入の森
昔 −むかし−
築庭当時は、楓を中心に松や桜も植えられていたようです。「千入の森」[ちしおのもり]は、綱政の命名です。「千入」の「入」は、染め物で染液に浸ける回数を数えることばで、「千入」は色濃く染めることのたとえです。秋、日毎に深まる紅葉のさまを指しているものと思われます。
綱政が千入の森を眺めて残した句に、
というのがあります。なかなか色を変えない楓を何日にもわたって眺め、やっと色を変えた日には
と紅くなったさまを詠っています。庭に来て、季節の変わりゆくさまを眺めていた様子がうかがえます。
今 −いま−
紅葉が深まる秋の散策の楽しみの一つとなっています。日毎に深まる秋を楽しむ、綱政の昔と同じ楽しみ方ができる場所でもあります。
現在は、千入の森の東に弁財天堂と東の稲荷宮があります。
この記事に関するお問い合わせ先
岡山後楽園
〒703-8257
岡山市北区後楽園1-5
電話番号:086-272-1148
ファックス:086-272-1147
更新日:2023年05月02日